「シルバーレイン」麒麟寺いろ香(b04290)とネフティス・ヘリオポリス(b31266)の覚え書き等々。「シルバーレイン」をご存知ない方は回れ右をお勧めします。
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…彼と戦い続けて、もう何年が過ぎただろうか。
世界は変わろうとしている。
未来のために。
そう思ったらふと、そんな考えが頭を過ぎった。
世界は変わろうとしている。
未来のために。
そう思ったらふと、そんな考えが頭を過ぎった。
あの日からずっと、二人は戦い続けていた。
正義感がなかったわけではないけれど、それが第一でもなかった。
戦う事、それが彼と在る大義名分だったからだ。
世界結界の下に、能力者であるが故、当然のように寄り添ってきた彼。
それでも時折頭を掠める、彼の存在すら冒しかねない疑問があった。
死者を蘇らせた事は是か非か。
考えても仕方がない事なのはわかっていた。
彼は既に亡き人で、自分は死者と契っている。
彼との永遠は、幸福なのか…。
そうやって考えていくと、
自分の未来は開けているとも、閉ざされているとも思えた。
沈んではまた浮かぶこの疑問はずっと心のどこかにひっかかったままで、
ただ、戦っていればそれを忘れる事ができた。
彼と共に在る事に、自信と安心が持てたのだ。
けれど…。
永遠を誓った指輪に嘘はない。
ならば…過去の己の決断を、否定する事も悔いる事もない。
もはやそう言い聞かせるしかなかった。
深く深く、止めどなく流れ落ちる砂。
静かに落ちていく底なしの砂の渦の中が、二人の唯一幸福な場所なのだ。
正義感がなかったわけではないけれど、それが第一でもなかった。
戦う事、それが彼と在る大義名分だったからだ。
世界結界の下に、能力者であるが故、当然のように寄り添ってきた彼。
それでも時折頭を掠める、彼の存在すら冒しかねない疑問があった。
死者を蘇らせた事は是か非か。
考えても仕方がない事なのはわかっていた。
彼は既に亡き人で、自分は死者と契っている。
彼との永遠は、幸福なのか…。
そうやって考えていくと、
自分の未来は開けているとも、閉ざされているとも思えた。
沈んではまた浮かぶこの疑問はずっと心のどこかにひっかかったままで、
ただ、戦っていればそれを忘れる事ができた。
彼と共に在る事に、自信と安心が持てたのだ。
けれど…。
永遠を誓った指輪に嘘はない。
ならば…過去の己の決断を、否定する事も悔いる事もない。
もはやそう言い聞かせるしかなかった。
深く深く、止めどなく流れ落ちる砂。
静かに落ちていく底なしの砂の渦の中が、二人の唯一幸福な場所なのだ。
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取り扱い説明
■キャラ設定やら何やら置いてあります。極稀に背後もしゃべります。極端なアンオフィになるようなものは無いと思いますが、苦手な方はご注意下さい。
■リンクやらコメントやらはご自由に~。
ふつーに喜びます。
■このブログに掲載されているイラスト作品は、株式会社トミーウォーカーの運営する『シルバーレイン』の世界観を元に、株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
イラストの使用権は「はち」に、著作権は各イラストマスターに、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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